ソファのへたりを防止するには?直す方法や使い方・おすすめのソファを解説

ソファは長く愛用することでへたりが出るため、直さずに放置したままにすると、おしゃれなデザインでも外観が崩れる可能性があります。この記事では、ソファのへたりの原因やへたっている部分を直す方法などを解説します。ソファのへたりを防ぐ使い方や、買い替えの際におすすめのソファも紹介しているため、ぜひ参考にしてください。

ソファのへたりとは

ソファのへたりとは、ソファが劣化して、元の形に戻らない状態を表します。ソファに座ったり物を置いたりすると、重みで一時的に変形するものの、すぐに元に戻るのが正常な状態です。

しかし、長年使用した場合や長時間変形した状態にあると、型崩れを起こして元に戻らなくなる可能性があります。ソファの型崩れは手入れすれば戻るケースもあるため、へたりが気になる場合はまずは手入れをしてみましょう。

ソファのへたりが起こる原因

ソファのへたりが起こる主な原因は、内部のクッション材が元に戻らないためです。長年使用されたソファは、クッション材がつぶれた状態のまま固まってしまいます。特に、同じ場所に座り続けるとへたりやすくなり、座面の表地まで傷みやすくなります。また、ソファ内部のバネやコイルなどの部品の劣化もへたりの原因の1つです。

ソファに使われるクッション材の種類

ウレタン素材

ウレタン素材とは、化学反応を利用して液体の薬品をスポンジ状に発泡させた素材のことです。比重や発泡密度を調整することでウレタンの硬さや弾力性は変わり、比重や密度が高いほどウレタン素材は硬くなります。ソファの使い方や手入れの頻度によって異なりますが、ウレタン素材の比重が高いソファほどへたりにくい傾向です。

羽毛素材

羽毛素材とは、羽毛を使用した素材のことです。弾力があるウレタン素材に比べて、羽毛素材は空気を含み、クッション材に使用するとふわふわとやわらかい座り心地が特徴のソファになります。ソファのクッション材に使用される羽毛素材は、水鳥の胸に生える羽根のダウンと、水鳥の腹部に生える羽根のフェザーの2種類です。

ソファに使われるバネの種類

Sバネ

Sバネとは、鋼線をS字になるように加工し、それをつなぎ合わせた金属製のバネです。平面状に加工することで、面で支えられるようになるため、デザイン性の高いソファにも採用される傾向があります。

Sバネは後述するコイルスプリングなどに比べて反発力が弱く、座る場所によってはへたりが起こりやすくなります。ただし、山型に補強されたSバネを使用したソファなら、水平に成形されているものよりへたりにくいでしょう。

ウェービングテープ

ウェービングテープとは、ゴム素材を使用した布製のバネのことです。プラステック素材のポリプロピレンとゴムを織り込んで布状にして作られています。金属製のバネに比べて座ったときに金属がこすれる音もしません。

耐久性はウェービングテープに使用する素材によって異なるものの「コイルスプリング」や「ポケットコイル」に比べるとややへたりやすくなっています。ただし、ウェービングテープの中には高級なソファにも採用される耐久性の高いものもあります。

コイルスプリング

コイルスプリングとは、らせん状に加工したものを連結した金属製のバネのことです。複数のコイルを連結することで、座った場所にあるコイルにかかる負荷が全体に分散される特徴があります。コイルスプリングは面で支える構造のため、ソファのどこに座っても同じ座り心地を感じることが可能です。また、コイルの反発力によってソファに沈み込む心配もありません。

ポケットコイル

ポケットコイル

ポケットコイルとは、コイルスプリングを1つひとつ専用の袋に包んだバネのことです。それぞれのコイルは独立した状態でフレームの上に敷き詰められるため、座った場所や体形に合わせてコイルが収縮し、体を支えてくれます。ポケットコイルはソファだけでなく、上質なベッドのマットレスにも採用されています。

ソファの張地の種類

ソファの張地の種類は大きく分けてレザーと布(ファブリック)があり、さらにレザーには合皮と本革に大別されます。

合皮

合皮とは、人工のレザー素材のことです。動物の皮を加工して作られた本革に似せて人工的に作られています。合皮の素材は合成樹脂とファブリックが使用されており、着色や加工のしやすさがポイントです。しかし、合成樹脂は空気中の水分や紫外線、熱の影響を受けやすく、直射日光が当たらない場所に置き、定期的なメンテナンスをしないと劣化が早まるため注意が必要です。

本革

本革は合皮よりも耐久性が高い点が特徴です。本革のなかでも牛革は寿命が長く、10年以上使える場合もあるといわれています。しかし、本革は直射日光が苦手なため、日差しが当たらない場所に置くことが本革製のソファの状態を保ち、長く使い続けるためのコツです。また、汚れや水にも弱いため、食べ物や飲み物をこぼした場合はすぐに汚れを落としましょう。

(ファブリック)

布は、コットンやポリエステルなど素材の種類によって肌触りが異なります。布製のソファカバーのなかには、家庭用の洗濯機や手洗いなどの方法で手入れができるものがあります。ただし、ドライクリーニングが必要な布は家庭用の洗濯機や手洗いはできないため、クリーニング専門店に依頼しましょう。

ソファのへたりを直す方法

ここでは、ソファのへたりが気になったときの直し方を3つ解説します。ソファの状態に合わせて試してみてください。

ソファの中の素材をほぐす

ダウンやフェザーなどの羽毛素材をクッションにしたソファにへたりが出た場合は、中の素材をほぐして直す方法が有効です。まずは、背もたれや座面からクッションを取り外せる場合はすべて外し、中の素材が偏っている部分をほぐして空気を入れ込みます。クッションを叩きながらほぐすことで、中の素材の偏りが軽減して均一に広がります。

ただし、金属製のバネやウレタンを使用するクッションのへたりは直せません。

専門業者にクッション材の補充を依頼する

ポリエステルやウレタンなどをクッションに使用するソファは、専門業者でクッション材の補充を依頼できる場合があります。クッション材を補充すると、新品時の座り心地に近づけられます。主な依頼先は、ソファを購入した店舗やソファ専門の修理店などです。クッション材を補充する際にやわらかさも調整できるため、希望があれば依頼時に伝えておきましょう。

ソファカバーで覆う

ソファカバーを使用して、ソファの張地のへたりを目立たなくするのも1つの手です。ソファの形やサイズに合ったソファカバーを用意して覆うだけで、へたりや汚れなどを隠せます。ソファカバーの色や柄を変えることで部屋の雰囲気を変えることも可能です。ソファカバーはへたりを隠すだけでなく、汚れや傷を防げるため、長く衛生的に保てます。

ソファがへたりにくくなる使い方

ソファのへたりを直しても同じ使い方を続ければ、すぐにへたりが出てしまいます。ここでは、ソファがへたりにくい使い方を解説します。

座る位置をずらす

ソファのへたりを防ぐ方法は、座る位置を毎回変えることです。ソファの置き場所は頻繁に変えないため、毎回同じ位置に座る人も多いでしょう。しかし、いつも同じ場所に座り続ければ、その1か所にだけ負荷がかかり、ソファがへたりやすくなります。座る位置をずらしてソファへの負荷を分散して、へたりを軽減しましょう。

座面の上でたったり、膝立ちをしない

へたりを防止するなら、ソファの座面上でたったり、膝立ちをしないようにしましょう。ソファの上でたったり、膝立ちをすると足や膝を置いた1点に負荷がかかり、クッションがへたりやすくなります。当然のことながらソファの上でジャンプするのも避ける必要があります。

またソファの上で立つ、膝立ちする、ジャンプするなどの動作は、スプリングにも負荷が大きくなるため注意しましょう。

へたりにくいおすすめのソファ3選

ここでは、へたりにくいおすすめのソファを紹介します。特徴やサイズ、使用されている素材を参考にしてください。

カウチソファ フープラF GY(ストック版)

カウチソファ フープラF GY(ストック版)

全体幅が308㎝とワイドな座面設計が特徴のカウチソファです。座面にはSバネが使用されており、丁度よい弾力性のある座り心地が魅力です。ヘッドレストは可動式で、座る人の好みに合わせて調整できます。掃除機や中性洗剤を薄めた液を湿らせた布で、簡単にお手入れできるため、いつも清潔な状態を保てる点も魅力です。

3人掛けソファ オシリス SP IT108

3人掛けソファ オシリス SP IT108

革の生産や加工が世界トップクラスとされる、イタリア製の本革を使用した高級感のあるソファです。本革は年数が経つにつれて色合いが変化し、新品時よりも味わい深いものになります。本革専用のクリーナーや保護クリームを使用することで長くお使いいただけます。

バネには、ウェービングベルト(ウェービングテープ)を採用しており、ふんわりとした座り心地が魅力で、深く座ると包み込まれるような心地よさを感じられます。

3人掛けソファ ホルス4 IT107

3人掛けソファ ホルス4 IT107

イタリア製の1枚革を使用した本革のソファです。角が少なく、曲線のフォルムが優美な印象を与えます。背もたれと座面はやわらかく、ソファに沈み込むような座り心地が特徴です。ソファは日本の住空間に合わせたコンパクトな設計で、座面下は12㎝の高さがあります。ソファ下の掃除がしやすいため、ほこりが溜まる心配がありません。

まとめ

ソファのへたりを直すには、中の素材をほぐす、クッション材を補充するなどの方法があります。ただし、毎回同じ位置に座ったり膝立ちをしたりすると、へたりやすくなるため注意しましょう。へたりを直せない場合は、ソファの買い替えを検討するのも1つの方法です。

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