ソファの相場はどれぐらい?価格による違いや金額を抑える方法、選び方を解説

テレビを見たり読書をしたりと、くつろげる部屋づくりには欠かせないソファですが、価格帯による差がわからないという人も多いのではないでしょうか。この記事では、ソファの相場や金額による違いなどを解説します。あわせてソファの選び方も解説するため、購入を検討しているが相場がわからない、という人はぜひ参考にしてください。
ソファの相場は?
ソファの価格はさまざまで、1万円を切る安価なものから数百万円という高価なものまであります。この差は主に素材や大きさ、ブランドやデザインなどによって発生します。安価なソファは素材に安価なものを使っているため、機能性や耐久性が高価なものより低いものが多いようです。
一方、高価なソファは質の高い素材を使っているだけでなく、デザイン料やブランド料、品質を厳しく管理するための検査料や品質管理料などが含まれているものもあります。このようにソファの相場はピンからキリまであり、予算に合わせて選ぶことがおすすめです。
ソファの金額による違い
ソファは価格に大きな差が出ますが、金額によってどのような違いがあるのでしょうか。ここでは、ソファの金額による違いを詳しく解説します。
フレームの違い

フレームは価格帯によって違いが出やすい部分です。主に木材が使用されますが、なかには金属フレームもあります。木製の場合は、オーク材やウォールナット材、マホガニー材といったハードウッドと呼ばれる耐久性の高い木材が使われるケースが多いようです。木製ソファは木が露出したデザインだと美しく、木製ならではの温もりが感じられます。
張地の違い
ソファの張地には主に本革やファブリック(布)、合成皮革が使用されており、それぞれ価格帯が異なります。本革は耐久性に優れており汚れにくく、しっとりとした質感が魅力です。ファブリックは本革と比べると安価ですが、さらさらとした肌触りで通気性に優れています。合成皮革は本革に似た質感を比較的安価に得られますが、本革に比べて耐久性は劣ります。
また、同じ張地でもグレードによって価格は異なるため、注意が必要です。グレードの高い張地を使用したソファは、肌触りや発色、見た目が優れており、耐久性にも違いがあります。手入れによっても耐久性が変わるため、張地に合わせた手入れが不可欠です。
詰め物の違い

ソファの座面や背もたれの詰め物として使われるのは、ウレタンフォーム・ポリエステルファイバー・フェザーといったクッション性のあるものです。なかでもウレタンフォームはよく使われる詰め物で、密度によって金額が異なります。
密度が高ければ高いほど高価になり、低ければ安価になります。高密度のものは耐久性が高く座り心地は硬め、低密度のものは耐久性が劣るものの座り心地はやわらかめです。
バネ(スプリング)の違い

ソファの座面には、バネが使用されているケースがほとんどです。バネの種類は主に3つあり、「Sバネ」「ウェービングテープ」「ポケットコイル」に分けられます。
ポケットコイルとはコイルを1つずつ袋で包んだ形状のもので、もっとも高価です。次点にS字状のバネを連結させたSバネ、もっとも安価なのがウェービングテープとなっています。
ウェービングテープとは、ゴムを織り込んだベルト素材で、これを格子状に座面に張り込んで土台とします。ウェービングテープは軽量で、金属のバネよりもサビや擦れによる軋み音が軽減でき、商品自体の軽量化や薄めのシートデザインも可能です。近年では多くのソファにウェービングテープが採用されています。
バネの質は座り心地に大きく影響するため、実際に座るなどして慎重に選びましょう。
ソファを選ぶ際の4つのポイント

ソファを選ぶ際には、間取り・使用する人・過ごし方・形という4つのポイントを意識しましょう。
1.間取りから選ぶ

まずは、間取りを確認しましょう。新築の一軒家や新しいマンションなどに引っ越す場合には、家具の位置がまだ決まっていないケースがほとんどです。
ソファをリビングに置く場合には、テレビやテーブルなどの位置を決めておくことで、ソファの置く位置やサイズなどの目安が考えやすくなります。一般的には、人が通るには60cm以上、ソファとテレビの距離は130cm以上が適しているとされています。ソファとリビングテーブルは30cm以上の距離が必要とされているため、動線を考えながらソファを選びましょう。
2.使用する人から選ぶ
使用する人や人数も、ソファ選びには重要なポイントです。結婚の際に購入する場合は夫婦2人が座れるものがよいでしょう。可能であれば、子どもが生まれてからも使用できるものがよりおすすめです。親との同居であれば、親の年齢も考慮します。年齢を重ねても立ち上がりやすいものだと、長く使用することが可能です。
家族の人数が多い場合は座るスペースが広いカウチソファやコーナーソファが向いており、小さな子どもがいる場合は座面が低めのローソファがよいでしょう。また、来客が多い場合は家族の人数よりも大きめのソファ、年齢を重ねた家族がいる場合は座り心地がよく姿勢を固定しやすい硬めのソファというように、ライフスタイルなども考慮します。
3.過ごし方から選ぶ
ソファでどのように過ごしたいかは人によって異なります。例えば、頭まで寄りかかって座りたい、横になりたいなどが挙げられます。頭まで寄りかかりたい場合はハイバックソファ、足を伸ばしてゆったり座りたいならカウチソファ、横になりたい場合は奥行きが長いソファやソファベッドがおすすめです。
4.形から選ぶ
ソファの形はさまざまです。たとえば、1人掛けソファや一般的な2人掛けのソファ、座面が低いローソファやベッドにもなるソファベッド、座面が広く大人数で座れるカウチソファやコーナーソファ、他のソファと組み合わせられるオットマンなどがあります。
ソファの金額を抑える方法
できるだけ金額を抑えてソファを購入したいという人も多いでしょう。ここでは、ソファの金額を抑える方法を解説します。
I型のソファにする
I型のソファとは、直線的な形状のソファでアルファベットの「I」に似ていることからI型ソファを呼ばれます。シンプルな形で製品数も多いため、価格が抑えやすいです。サイズもさまざまで、希望するサイズのものも見つけやすいでしょう。
ファブリック製や合成皮革製にする
ファブリックや合成皮革は本革よりも安価です。また、ファブリックや合成皮革には機能性やデザイン性が高いものも多くあります。色の種類も本革より多く取り揃えている商品が多く、好みの色を選びやすいでしょう。
ネットショップで購入する
ネットショップは実店舗と比較すると経費が抑えられるため、安価で購入できるケースが多いです。ネットショップだけで判断することが不安という場合は、説明が丁寧なショップを選んだり、実店舗で実際の商品を見られるショップを選んだりするとよいでしょう。
また、ネットショップの場合は玄関までしか配送してくれないケースが多く、設置や配置を自分で行うことになって苦労するケースもあります。そのため、設置や配置まで行ってくれるかどうかも確認しておきましょう。
かねたやオンラインは、オンライン通販ではありますがご購入いただいた商品は、家具の専門知識を持ったスタッフがお届けいたします。お部屋への搬入、組立、設置、梱包材の処分まで責任を持って行います。
おすすめのソファ4選
ここでは、おすすめのソファを4つ紹介します。

かねたやオリジナル 3人掛けソファ オシリス SP IT108
こちらのソファは、イタリア製の本革を贅沢に使用した総皮張りソファです。一枚皮を使用しているため重厚感や高級感があります。座り心地はやわらかめでふんわりとしており、皮に包まれるような心地よさが感じられます。
また、本革のためファブリックと比較するとほこりやダニがつきにくく、清潔に保ちやすいです。吸湿性や通気性にも優れているため蒸れにくくなっています。使い込むことで変化する色合いを楽しめることもポイントです。

かねたやオリジナル カウチソファ フープラF GY(ストック版)
こちらのソファは、全体幅308cmもの大きさを誇るワイドタイプのソファです。適度な弾力性のあるしっかりとした座り心地で、深く沈みこまないため立ち上がりやすくなっています。
また、ヘッドレストが稼働式で、水平から垂直まで45段階もの細かなピッチで動かせるため、シーンに応じてヘッドレストの高さを調節できます。水平にすると高さが70cmとなり、視界を妨げることがなく、部屋を開放的に見せられる点も特徴の1つです。

こちらのソファは、セミダブルサイズ相当のベッドにもなるカウチソファです。座面に収納されている拡張座面を引き出せばベッドにもなるため、ゆっくりと足を伸ばしてくつろぐだけでなく、来客時のベッドとしても使用できます。
拡張座面にはキャスターがついており、付属の取っ手を引き出すだけでベッドに早変わりするため女性でも簡単に切り替えられます。また、カウチ部分の座面下には大容量の収納スペースもあるため、大物の収納も可能です。

こちらのソファは、広々とした座面のローバックカウチソファです。ローバックのため、圧迫感が少なく室内を広く見せられます。ソファとカウチソファを組み合わせることでコーナーソファにもなるなど、間取りやインテリアに合わせたレイアウトが可能です。
張地のカバーはすべて着脱可能となっており、汚れがついてもすぐに洗濯できます。そのため、ソファを清潔に保ちやすいでしょう。
まとめ
ソファは素材やデザイン、ブランドによって価格帯はさまざまです。ソファを選ぶ際には、間取りや使用する人や人数、年齢、ライフスタイル、形などを意識して選ぶとよいでしょう。ソファの金額を抑えたい場合は、ネットショップを利用することもおすすめです。
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